【人生会議】アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の考え方について
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当サイトにおいても景品表示法に則り、冒頭に表記するようにしていますので、ご理解の上、ご覧いただけますと幸いです。
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ポテコちゃんは今後どういう人生を
歩んでいきたいか考えたことありますか?
ん~、美味しいものいっぱい食べたり、
楽しいことをたくさんしたい!
そうですね、直近の人生を考えることも大切です。
けれど突然、病気になり身体が動かなくなった時や高齢者になった時に
どのように過ごしたいか考えることも大切なのです。
もしも何かあった時か…
考えたことなかったなぁ
そのような人生の考え方を政府ではアドバンス・ケア・プランニング(ACP)といいます。今回はACPについて紹介できればと思います。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは
普通、生活していてもある日突然、命に関わるケガや病気をする可能性があります。
例えば、病気の影響で身体が不自由になってしまった。声を出せなくなってしまった。など
生活する上で行動に制限が掛かってしまった場合、家族や医療従事者に十分な意思疎通が取れなくなると、自身が望む医療やケアを受けられなくなります。
そうならないために、事前にどのような医療やケアを受けたいか、望んでいることはなにかなどの自分の考えを親しい知り合いや家族に話し合っておくことが大切です。
この過程のことをアドバンス・ケア・プランニング(ACP)といいます。
平成30年11月に政府はACPの愛称として「人生会議」と名付けられ、11月30日(いい看取り・看取られ)を「人生会議の日」とし、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日とされました。
政府が作成したPRポスターの炎上事件
このポスターを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
以前、政府が人生会議のPRのためにお笑い芸人の小藪さんを起用したポスターを作成しました。
しかし、このポスターに対し、よく思わない方々が多数いたことにより、やむを得ずに掲載中止となりました。
ポスターの文章自体は変なことは書かれていないと思います。
ただ、少しおふざけが加わってることから炎上してしまったのではないかと思っています。
この件であまり良くないイメージを持たれてしまった「人生会議」ですが、考え方はとても大切なので、当記事をご覧になった方は少しでも興味を持っていただけると良いと思います。
こちらは広島県地域保健対策協議会が制作したACPの手引書になります。
個人的にACPの考え方が流れとして分かりやすかったので引用させていただきました。
ふむふむ。私に何かあったときのために
前もって周りの人に伝えることが大事なんだね。
でも、いつから考え始めればいいんだろう?
まだ若いからもう少し歳取ってからでいいのかな?
いいえ。人生、何が起こるか分かりません。
今からでも始めるべきだと思っています。
ある程度は自分の中で考えといて、周囲の人にそれを伝える。もしくはノートに書き残して、ノートの在りかを教えておくだけでもいいと思います。
実際、どのようなことを考えられたらいいの?
自分の考えをまとめるといっても、
具体的にどんなことを考えればいいか分からない…
確かにそうですね。
特に病気や大きなケガをしたことのない若年層の方にはイメージが付きづらいと思います。
最近の出来事でイメージしやすいというと新型コロナウイルス感染症です。
例えば、あなたは新型コロナウイルス感染症の重症患者になり、病院の集中治療室に収容されて既に意識はありません。
治療方法について以下の2つがあるとします。
- 後遺症が残る可能性は低いが命の危険が伴う治療方法
- 後遺症が残る可能性は高いが安全にできる治療方法
家族や医療従事者はこういった場合の治療方針や今後の対応について、事前にあなたから希望を聞いていれば困らずに即座に対応することができます。
また、本人が意識あったとしても命の危険が迫った状態になると約70%の方が十分な判断ができないといわれています。
そのため、事前に考えておくだけでもある程度の心構えができるので大切な考え方です。
こういった場面ごとに自分だったらどうしたいかを
考えられるようになるといいと思います。
この場合なら後遺症の有無やどの程度の後遺症だったら治療しても良い
とか考えられるね。
もしバナゲームで自分の人生を考えてみよう
考えてくださいと言われても実際、行動に移すことが難しいと思いますし、知り合いに共有しようにもこういう話はしづらかったり、まともに聞いてくれないかもしれません。
そんなときは、もしバナゲームというカードゲームを使って、普段話し合えない話を気軽に考えたり、話し合うきっかけ作りができます。
このゲームは元々、アメリカの団体が作ったカードゲーム「Go Wish」を日本語のニュアンスで翻訳されたものです。
もしバナゲームには36枚のカードが入っており、そのうち35枚に重い病気のときや万が一のときに「大事なこと」として人がよく口にする言葉が書いてあります。
「どのようにケアして欲しいか」、「誰にそばにいて欲しいか」、そして「自分にとって何が大事か」という内容です。
もしバナゲームの遊び方
ルールに従い、10枚を選択します。なぜ、その10枚があなたにとってのトップ10なのか?
その理由を家族や友人たちにどう説明するか考えてください。また「重要でない」カードの山についても、説明できるように理由を考えてください。
そして、時間を作って、あなたの選択について 話し合ってください。
このゲームにより、あなたにとって何が重要なのか、そして、なぜそれが必要なのかを考え、理解することができます。
他にも2種類の遊び方があるようです。詳しくは以下をご覧ください。
このカードゲームを終えたときに少なからず自分の考えを周囲の人に伝えることができます。
ゲーム感覚で遊べるし気軽に難しい話ができていいね!
このように気軽に考えて話し合えるようなゲームまで開発されています。
いま考えたとしても実際に活用するときは20年後、30年後かもしれません。
災害対策で防災グッズを備えるのと同じで、自身の災害にもいつでも対応できるように早いことに越したことはないです!
人間は常に考えが変わるので、事前に決めたからといって変えてはいけないということもないので、時々見直すことも大切です。
皆さんの人生について当記事が参考になれば幸いです。
ひとこと
いかがだったでしょうか?
今回は自分の人生について考えることをテーマに記事を書いてみました。
とても繊細な内容であることから、いざ向き合って考えてみると難しいかもしれません。
自分の人生は人に決めてもらうのではなく、自分で決めていきましょう。
なにかあったときから考えるだと遅いので今から始めるようにしてください。
いずれ、きっと役に立つと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回の記事でお会いしましょう!